頭痛・めまい・認知症は徳島オキクリニック 脳卒中
脳卒中について
脳には多くの血液が流れており、脳のはたらきに必要な酸素や栄養を供給しています。この血液が流れている血管がつまったり、破れたりして起こる病気が"脳卒中"です。
一昔前までは日本人の死因のトップでした。現在は、がん、心臓病に次ぐ死亡率第3位の病気ですが、命は助かってもこの病気の後遺症に悩んでいる患者さんは増えています。
脳卒中の前ぶれ
一過性脳虚血発作とは脳卒中と同じような症状が突然起こるが、短時間(多くは15分以内、長くても24時間以内)のうちに完全によくなる"軽い脳卒中"のことを指します。これは動脈硬化により狭くなった血管にできた血栓が、何かの拍子に剥がれて小さな血栓が脳の動脈に引っかかったりして、一時的に血液が流れなくなるために起こります。
症状は脳梗塞の初期症状とほぼ同じです。からだの片側の手足がしびれたり、一眼の視力障害、言葉がもつれたりしますが、一般に意識障害はありません。
発作が短く、症状も軽いのでとにかく見過ごされがちですが、大きな脳梗塞の前触れのことが多いので注意が必要です。
脳卒中の種類
- ・脳梗塞
- ・脳出血
- ・くも膜下出血
脳卒中の予防
脳卒中の発症には、喫煙、多量飲酒など「乱れた生活習慣」が深く関与しています。これを改善しないままでいると、高LDLコレステロール血症、糖尿病などの生活習慣病を招いてしまいます。
生活習慣病は、脳卒中の危険因子であり、複数持っていると脳卒中にかかる確率が飛躍的に高まっていくことがわかっています。できるだけ早い段階での対策が脳卒中予防につながります。
危険因子が少しでもある人は、日頃から自分の生活習慣を見なおして、危険因子をすこしでも減らすことがなによりも大事です。
特に、脳卒中の家族歴のある人や、高血圧、糖尿病、高脂血症のある人は定期的に専門医の検査を受けて、健康管理に努めましょう。
脳卒中予防リスト
- ・高血圧のコントロールをする。
- ・心臓病の人は脳塞栓症に注意する。
- ・太り過ぎない。
- ・急激な温度差を避けましょう。
- ・食生活は栄養のバランスを取る。
- ・ストレスをためないようにする。
- ・運動をする。
- ・脱水に注意する。